2024/12/9
税理士の探し方が全くわからない!時間がない経営者の方必見
目次
事業を始めたばかり、あるいは法人を設立したばかりで、考えることがたくさんあって忙しい。いずれ決算業務について考えないといけないのはなんとなくわかっているんだけど・・。
「税理士ってどうやって探したらいいの?」「できるだけ時間をかけずに、いい税理士に巡り会う方法を知りたい」という方に、失敗しない税理士の探し方のポイントをお知らせします。
私ならこうする!失敗しない税理士の探し方
ごくごく一般的な事業者の方が探す方法としておすすめの方法をお伝えします。
経営者の方は営業から製造まで、目の前の仕事がいっぱいで、ゆっくり考える時間がありません。
手っ取り早く、たまたま会った取引先の経営者にきいたり、訪問してくれた信用金庫の人に相談したりしがちです。
人に聞いてわかることもありますが、その人が知っている税理士はおそらく1人か2人。
おすすめされる人に会うのは問題ないですが、あとから「失敗した!」と思わないために、自分は税理士選びの際、何を重視すべきなのかということを、ここでコンパクトに勉強しておくのがおすすめです。
税理士の探し方1|まずはインターネットで検索する
たとえば、「静岡市 税理士」など、近隣の税理士事務所を探します。
近隣でなくても顧問税理士を探すことはできますが、近くにいるというのは、何かと便利です。
・融資を受けたい際に近隣の金融機関を紹介してもらえる
税理士の紹介があると金融機関担当者がしっかり話を聞いてくれます。
・管轄の国税庁の調査の傾向などの情報を持っていることがある
所轄税務署が力を入れている、今どきの調査のポイントがわかることがあります。
・近隣の顧問先とのビジネスマッチングを提案してもらえる
さて、検索上位の、近隣の事務所HPを見ていくと、その事務所の特徴がわかります。
まずは税理士事務所とはどんなところか、気に入ったHPから、雰囲気を知るために会ってみるのがよいです。
事務所の所長の考え方、スタッフの人数、事務所イメージ、料金体系など、1個目の事務所を読み込むと、他社との違いがわかってきます。
自分が合いそうだな、と思う税理士のタイプが見つかれば、HPから問い合わせしてみましょう。
問い合わせ方法は簡単。
「○年○月に事業を開始しました。申告について相談したいです。一度面談して相談にのっていただけますか。」
「自分の名前、メールアドレス」で構いません。
事務所からお返事が来たら質問に答えていけばよいです。お返事が来なかったら電話してアポを取る、あるいは他の事務所に問い合わせします。
面談のアポが取れたら会ってみます。自分が希望するサービスについて、年間通して必要な料金の見積書をもらいましょう。
面談したら、よかった点、気になった点、第一印象など、何でもメモしていきましょう。あとから見返すと、迷ったときのヒントになりますし、何に迷っているのか整理が出来ます。
自分がどんなサービスを望んでいるのかということもわからない、という方は、心配しなくて大丈夫です。1件目の面談で「年間通して必要なこと」を見積もって欲しいと言えば、おそらく御社のことをたくさんヒアリングされるので、「それって何のことですか」と聞いてしまいましょう。
その他、この記事を最後まで読む間に、面談で何を聞いたらいいのか、あなたが重要と思うことをメモしていきましょう。
なお、近くの税理士事務所の看板を見て、事務所名を検索した場合に、今どきHPがない、あっても名前と住所しか載っていない、という事務所は、顧客を増やそうとしていないか、あらゆる情報にアンテナをはっていない可能性が高いですので、誰かの紹介がない限り、近いからといってあえて選ぶ意味はなさそうです。
税理士の探し方2|知人から紹介してもらう
冒頭に、たまたま会った取引先の経営者や信金担当者に聞く、という事例を書きました。
実は、聞く人は誰でもいいというわけではなく、
できれば「自分が契約している税理士事務所に満足している事業者」や、
「経営を上手く回しているな、と自分が一目置く経営者」に聞くのがよいです。
自ら実感していない人に、どんなに権威のある税理士を紹介されても、「アナログすぎる」、「自分と考えが合わなそう」、という方ではストレスになります。
どんな方でどんなやりとりの方法を用いているのか、実際に依頼している知人に、できるだけ具体的に聞いてみてください。
税理士の探し方3|税理士紹介サービスを利用
上記、1,2の方法で合う人が見つからなかった場合は、税理士紹介サービスを利用してみましょう。
インターネット検索をした際に、上位に表示される「税理士紹介会社」を利用する方法です。
質問に応えていくと自分が望むサービスというのが整理されるので、業界について何も知識がない方には、とても便利です。
紹介会社に登録している税理士の中から、紹介会社があなたの条件に合う事務所を探して面談のアポをとってくれます。
その中から何社か面談して、断ることになった時も、紹介会社によっては、担当者が連絡してくれますし、税理士業界の一般的な常識のようなものも、気兼ねなく質問できます。
一人で探すのが大変なときは強い味方になります。
近くの事務所にこだわらなければ、全国から条件に合った事務所を探すこともできます。
顧問契約後もWeb面談や電話でのやりとりで問題なければ、多くの事務所から選べるメリットはあります。
一方、紹介会社の担当者はその税理士事務所をよく知っているかというと、多くの場合そうではなく、紹介会社のHPの上位に広告を出してくれている有料会員事務所を優先的に紹介します。
次に面談日程がすぐに組めそうなところ、希望の料金で受けてくれそうなところを探していきます。
なお、成約した場合、税理士事務所は紹介料を紹介会社に支払うことになるので、それを踏まえて高い見積を作る事務所もあります。
税理士事務所側は、直接HPを見ました、と言ってお問い合わせいただく方が、正直なところ、やる気にはなります。
税理士の探し方4|税理士主催のセミナーに参加してみる
こんなことが知りたかった、という聞きたいテーマをやってくれるセミナーがあったら参加してみましょう。
人気のセミナーを開催する講師は、税理士に限らず、その人柄や人を引き込む話し方が、とても魅力的な方が多いので、参加してよかった、ファンになった、と思うことが多いです。その講師の税理士が好きになったら、個別相談に応じてもらって顧問契約を踏まえた面談をしてもらうのは、よい縁につながるかもしれません。
ただし、水を差すようですが、「セミナーが上手=きめ細かな顧問サービスを約束できる」、というわけではありません。
実際に、セミナーが頼もしかったので顧問契約をしたが、実務では人手が足りず、電話が通じない、メールの返信が来ないなど、不安しかなかった、と前顧問税理士のことを振り返って話される顧問先がいらっしゃいます。
そこで、個別面談の時は、
その講師の先生が担当になってくれるのか、スタッフの状況はどうか、毎月何日頃に試算表がもらえるのか、決算はいつ頃完成するのか、など、日々の堅実なサービスがしっかり行われるかどうかの見極めをして、期待通りの契約になることを確認してから決めるのがよいと思います。
税理士の探し方5|金融機関に相談する
たとえば事業用の通帳を作成し、融資の申し込みをした場合など、金融機関の担当者がつきます。
担当者の中には、できるだけお客様の助けになりたいと、無償でビジネスマッチングを積極的にやってくれる人がいます。
そういう人のような人脈は貴重です。試しにその方が勧める税理士に会ってみるのはよいでしょう。
もし自分には合わなかった場合でも、「自分の勧めを受け入れて面談してくれた」、という事実は、その担当者との信頼関係が深まるので、他の分野のビジネスマッチングについても積極的に探してくれるかもしれません。
設備投資をしたいときや、売上の増加により運転資金が必要になるときなど、そういう担当者にいつでも資金調達の相談ができる関係を手に入れることは、ものすごく心強いですし、見えない財産になります。
税理士を探すついでに、金融機関担当者と仲良くなることができれば一石二鳥ですね。
なお、金融機関によっては、大手の税理士事務所とビジネスマッチング契約を行っている場合もあり、その場合は前述の紹介会社同様、税理士事務所に紹介手数料が発生します。
その結果、割高な見積になることもあるので、「金融機関の紹介」と一口にいっても、担当者の裁量なのか、法人としての紹介なのかは、担当者に聞いてみるとよいです。
税理士の探し方6|税理士会や商工会議所に問い合わせ
地域の税理士会や商工会議所でも税理士の紹介をしてくれます。その場合は紹介手数料は発生しないので、見積が高くなることはありません。
こういうサービスを行っている税理士を探している、と伝えれば探してもらえます。しかし、そこまで詳しい各会員事務所のサービス内容を税理士会も商工会議所も情報を持っていないので、どんな税理士を紹介されるかはわかりません。
ただ、「最近は、女性税理士を紹介して欲しい、とおっしゃる方が多いんだよね」と税理士会の役付の方から聞きました。
その場合は女性税理士の紹介をしてもらえると思います。
なお、税理士会や商工会議所では定期的に無料税務相談をやっていますので、予約をすれば、その当番税理士に会うことができます。
30分ほどの時間で相談したいことをきき、その税理士の人柄等を気に入れば、その税理士にアポイントメントを取って事務所を訪ねることは自由です。
無料相談は、営業を目的に自ら出向いている税理士より、当番だから従事している人の方が多いかもしれませんが、よい縁に恵まれる可能性は多少なりともあります。
税理士事務所には「低価格型」「付加価値型」「特化型」の3タイプがある
一般的な事業者さん向けのブログなので、特殊な経理を必要とする場合などは、ほとんどないのかもしれませんが、一般的な知識として、税理士事務所のタイプについて簡単にまとめてみます。
「低価格型」
「人手不足により、記帳を外注したい」、
「アドバイスや相談はあまりないので、決算・申告を中心に必要な手続きをやってくれればよい」
というような、小規模な事業で急激な変化があまりない方向けのサービスを中心に行う事務所です。
パートさんを多く雇い、AIを多用して、ある程度の標準型に当てはめて処理を行います。
訪問や面談はなく、メールや電話のみでやりとりを完結させるため、資料の整理・提出方法や報告の方法が事務所の指示するルールに合わせられない場合などは、引受不可となることがあります。
碧の空でも比較的低価格型のメニューを持っています。
事業をスタートさせたばかりの方には最低必要な業務がパッケージになっているので喜ばれますが、3年以内に倒産する確率50%と言われている昨今では、最初に経営についていろいろなことを学ぶ必要があるので、オプションで「経営者塾」や「MAS(後述)」、「面談による月次報告」を付ける方が多いです。そのようなオプションメニューがある事務所を選ぶと、経営の不安を相談することができて安心です。
「付加価値型」
記帳代行や申告業務など、税法上必ず必要な業務以外に、経営や人生についての相談がしたい人におすすめなのが付加価値型の事務所です。
経営者は常に孤独な立場で、「経営」といういくつも矛盾を抱える難しい仕事をこなしています。
資金繰りに悩まされない方法を考えたい、
社員を巻き込んだ経営計画をたてて社内の雰囲気をよくしたい、
自分にもしものことがあっても会社が回るようにしたい、
事業承継はどうしたらよいか長期計画を密かに考えたい・・・
など、経営者は日々の業務に追われながら、頭のどこかでこのような大きな課題をずっと無意識に考えています。
これらを、言語化して、数値化して、見える化したら、一つずつ解決の方向に自らむかうだけでなく、経営が楽しくなってきます。
碧の空では、税務顧問とは別に、マネジメントアドバイザリーサービス(MAS)のメニューを持っています。
MASは「節税スキームを考える、補助金をもらう、売上を上げる」というテクニックを教えるコンサルティングではなく、
経営者が5年後10年後どうなりたいかを自ら思い描いてMAS担当者と共有し、それに向かって横でコーチングしていくスタイルのコンサルティングです。
将来のビジョンがある経営者の方でも、頭の中でぼんやり持っている人と、数字や言葉に表現して有言した人では、実現する確率が大きく違います。
それをMAS担当者だけでなく、社員にも共有して一緒に夢を追いかけることができたら、理想の会社が築けると思いませんか。
税務顧問の事務所がこのようなコンサルティングをすれば、財務諸表の情報をすでに持っているので、数値計画もスムーズにシミュレーションできます。
計画と実績の比較や決算時の利益の着地見込をリアルタイムに報告できます。
数字以外の具体的な行動のチェックも行いますので、経営者が忙しくて後回しにしていることも時には指摘し、担当者と行動する約束をすることで、孤独な経営者の原動力にもなります。
そうやって伴走していく役割をお引き受けします。
コンサルティングにも種類があり、上記のような伴走型の長期間持続するコンサルティングメニューを持っている事務所は少ないです。
事業承継M&A、節税対策、資金調達、補助金申請など、具体的な問題解決型の経営コンサルティングをする事務所が「付加価値型」の大半です。
また、税務顧問業務の中に、担当者が毎月訪問して月次報告と助言をする、というサービスが標準で含まれている事務所も、付加価値型に入るかもしれません。
付加価値があいまいなため、担当者の資質に大きく左右されることは正直なところあります。
コンサルティングほど大げさでなくてよいが、毎月会社に来て、現場を知ってもらい、財務の現状を踏まえながら意見が欲しい、あるいは、今月自分が考えたことを聞いて欲しい、という経営者にはおすすめです。
碧の空でも税務顧問のコースでこのメニューを選ぶことができます。訪問すると社員の方にも話が聞けたりするので、いろいろな情報が入手でき、来所型の低コスト型メニューより、経営者にかなり寄り添うことができます。自計化(自社で総勘定元帳を入力)をしていて、交通時間があまりかからない近隣の顧問先に人気なメニューです。
「特化型」
特定業種に特化して専門知識を増やしていき、特定業種のみを引き受ける税理士事務所です。
医業専門、不動産専門、相続税専門などがあります。比較的資産家を対象としているこのスタイルの事務所は顧問料が高めです。
同業種の事業傾向や法律改正などの情報を常に勉強していることと、資産家対応ができるスタッフ教育を行うため、事務所のコストが高くなることが原因です。
税理士法人碧の空では、業種に特化していなくても、1件でもその業種があれば、業界のことを担当者は勉強します。
私の主観ですが、税理士は好奇心があり、勉強好きの人が多い傾向にあるので、そこまで特化している事務所を探す必要はないです。
自分と同じ業種の顧問先があるかどうか聞いて、ある場合は、事務所内にノウハウがある場合が多いと思われます。
逆に、業種に特化せず、異業種のことも知っている税理士の方が、経営のヒントがもらえる場合もあります。
ただし、相続税申告は全く別の分野であり、手がけたことがない事務所も多いですので、事業の顧問とは別に相続税対策等を依頼する予定がある方は、資産税も強い事務所かどうかを聞くのを忘れないようにしましょう。
その他、低コスト型にも当てはまるかもしれませんが、飲食店しか引き受けない事務所、美容室しか引き受けない事務所、風俗業専門でやっているという事務所のことを聞いたことがあります。
全ての顧問先を同じオペレーションに当てはめることで生産性をあげているとのことでした。
税理士を探すときのポイントをおさえよう!
ここまでを読んで、税理士事務所といってもいろいろな個性がありそうなことはおわかりになったと思います。
税理士と面談した時に、何を考えて質問するべきか、ポイントをもう少し深掘りしてみましょう。
自社に合う税理士事務所との関係性は?
税理士事務所とどんな関係性を築きたいですか?
たとえば、税務処理だけをお願いする淡泊な関係でOK?
経営や経理以外でも困ったときに何でも相談できるフランクな関係?
自立した経理を構築できる先生と生徒の関係?
自分の話を聞いてくれるか、偉そうではないか、業界のことを知ったかぶりしたりしないか?
説明がわかりやすいか、提案してくれるか、親身になってくれているか
前税理士の不満を伝えたときにどんな反応をするか、誠実そうか
スタッフが楽しそうか、書類や情報は大切に扱ってもらえるか
など、想像してみてください。
何を依頼したらよいかわからない 自社が望む業務内容とは?
できるだけ作業を丸投げしたい?
ある程度社内でやれることはやって、顧問料を節約したい?
定期的な面談はしてほしいか、報告書さえもらえれば数字は読めるので説明はいらない?
決算の予測報告は欲しい?
年末調整は必要?
決算は全て事務所判断でやって欲しいか、決算書の作り方は相談して進めたいか?
未来の話や、経営計画を一緒に立てて欲しい?
料金のしくみが明確で、契約内容がはっきりしていると納得しやすい
依頼内容によって料金が違うことが料金表等ではっきりわかる?
何をいくらで契約しているかが顧問契約書でわかる?
年間スケジュール表で年間通して何があるかわかる?
3カ所くらいの税理士事務所から検討する
同じ商品は2つはないので、各事務所の特徴や雰囲気を知って、共感できて居心地がいい事務所を選びたいですよね。
そのためには、自分に合う税理士が見つかるまでたくさんの税理士に会うのが理想ですが、時間にも限りがあります。
最終的に決断できる程度の数の税理士事務所に話を聞くのがよいです。どの税理士がどんな感じだったかを覚えていられるのは、3人くらいではないでしょうか。
2人目に会うと、もう各事務所の特徴がわからなくなるので、面談する度に上記のポイントを参考に、気に入ったところ、残念なところ、メリット、デメリットをメモしておくと、あとから決断の助けになります。
一度契約を決めてスタートすると、なかなか税理士を変えるのは大仕事になりますので、契約前に要望を全て伝えて本当に実現可能かを聞いておきましょう。
スタッフがたくさんいる事務所であれば、担当変更なども可能な場合があるので、もし担当者と合わなかったらそういうこともできますか、と聞いておくなど、想像しうる出来事について確認をとっておくと、常識の範囲内であれば、そういうところを気にする人なのだな、と事務所への注意事項の予告にもなります。
面談のときに意識しておくといいこと
どの探し方で面談することになった場合も、気をつけた方がよいことがあります。
税理士顧問はいわゆる今どき話題の「サブスク」契約のようですが、長期にわたり関係性をもつことになる高額な買い物。
お客様から見ても高額ですが、税理士側から見ても常に税務リスクや損害賠償のリスクを伴う責任重大な契約なのです。
そのため、面談の際に、「代えの利く業者」のような軽い扱いをすると断られることがあります。
サービスの一部は記帳代行業として、一見単純な作業に見えますが、最終的に税務申告という重要業務につながります。
お客様が有利になるように細心の注意をはらい、見えないところでいろいろ試行錯誤して、記帳やチェック方法の設計を行っています。
お客様が経費でないものを入れてきたり、架空の取引を行ったりする方だと、その設計が無駄になるため、税理士側もお客様を信頼できるかどうかを、面談で判断しています。
例えば、面談のときに、自分のことを多く語らず、聞きたいことだけを聞く、というような態度をとると、隠し事や嘘をつく人かもしれない、と警戒されます。
芸能人などが「税理士に任せてあったので私は知らない、税理士が勝手にやった」という発言をするのを聞くことがありますが、税務調査の際にそんなことを言われたら、虚しくて虚しくてとても顧問は続けられません。
毎月の経営のアドバイスが不要な場合も、正しい帳簿や申告を作成するためには、どんな事業を行っているのか、詳しく知る必要があります。
経営者の事業に対する思いを聞くことで、経営者を信頼でき、この人のために命を削って顧問を引き受けようという気持ちになるのです。
そのあたりを汲むことなく、画一的な商品を選ぶように「見積書だけください」などと料金だけで接すると、事務所によっては引き受けてもらえないということもあるので、面談では誠意ある対応を心がけましょう。
事業に対する夢や思いがあるあなたは、それを語れる面談が楽しみになってきましたか?
あなたの人生にとって、よい出会い、よいご縁がありますように!
この記事を監修した人
長坂ひとみ(執筆 長坂ひとみ)